年末の大掃除に!トイレ・お風呂の掃除のコツとテクニックを解説!
早いもので、華々しく幕を開けた令和元年も終わりを迎えようとしています。
年末を迎えるにあたって、最後の仕事として残っている大掃除をするシーズンです。
日頃からトイレや風呂の掃除をしている方のなかにも、トイレや浴室の床や壁などはしっかり掃除していないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は年末の大掃除に向けて、トイレとお風呂の掃除のコツや掃除の方法について説明していきましょう。
Contents
トイレ掃除のコツは、以下3点あります。
トイレに限った話ではありませんが、掃除をする順番は、上から下へが原則です。
なぜなら床→壁の順番で掃除すると、せっかく掃除した床に壁の汚れが落ちてきてしまい、また床を掃除する羽目になってしまうからです。
また、トイレには黄ばみや黒ずみ、尿石など、様々な種類の汚れがあります。
それぞれの汚れには、酸性やアルカリ性といった性質があります。
酸性の汚れはアルカリ性に弱く、アルカリ性の汚れは酸性に弱いのが特徴です。
つまり、それぞれの汚れの性質を知ったうえで、その逆の性質を持つ洗剤を使えば、汚れを落としやすくなるのです。
ただし、必ずしも強い洗剤を使うのがベストとは限りません。
なぜなら、強すぎる洗剤はトイレの床や壁を痛めてしまうリスクもあるからです。
そのため、まずは弱い洗剤を試し、それでも汚れが落ちなかった場合に強い洗剤を使うようにしましょう。
では次から、これらの点を踏まえた具体的なトイレの掃除方法について説明していきます。
トイレ掃除をするにあたって、用意する物は以下のとおりです。
トイレ掃除をする際は、手が汚れたり、洗剤が付いたりすることを防ぐため、ゴム手袋を着用しましょう。
トイレブラシは、新しい物を用意しておきましょう。
普段から使っているトイレブラシは、大量の雑菌で汚れています。
汚れたトイレブラシを使っても、便器の中はきれいになりません。
用意する物が分かったところで、いよいよ具体的な掃除方法について説明していきましょう。
ここではトイレの掃除方法を、「便器」と「壁や床」、2つに分けて説明していきます。
便器も、上から下に掃除していくのが基本です。
以下の順番で掃除していきましょう。
トイレタンクは、市販されている「お掃除シート」を使って、全体を拭いていきます。
トイレのレバーも雑菌だらけなので、忘れずに拭いておきましょう。
便器の中は、洗剤とトイレブラシを使って掃除します。
便器の中には、主に以下の汚れがあります。
|
性質 |
効果的な洗剤 |
尿石 |
アルカリ性 |
酸性 |
黄ばみ |
アルカリ性 |
酸性 |
黒ずみ |
酸性 |
アルカリ性 |
「尿石」と「黄ばみ」はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うのが効果的です。
「黒ずみ」は酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使用しましょう。
トイレの大掃除をする際に気を付けたいのが、酸性洗剤とアルカリ性洗剤が混ざると、有毒ガスが発生する危険があるということです。
そのため、絶対に同時に使わないようにしましょう。
便器の中に尿石や黄ばみが多い場合は酸性の洗剤を、黒ずみが多い場合はアルカリ性の洗剤を使い、トイレブラシでこすって便器の中の汚れを落としましょう。
その後、洗剤を完全に落としきってから、逆の洗剤を使って掃除するといいでしょう。
トイレの壁と床は、壁→床の順番で掃除します。
壁や床には尿石や黄ばみがつきやすいので酸性の洗剤が有効ですが、これを使うと壁や床を痛めてしまう危険があります。
そのため、お掃除シートで掃除するのが無難です。
お掃除シートで汚れが落ちない場合は、酸性洗剤を雑巾に少量吹き付けて掃除するといいでしょう。
トイレ掃除に続いて、お風呂掃除のコツについても説明していきましょう。
お風呂掃除のコツも以下のように、先ほど説明したトイレ掃除と同じです。
では次から、具体的な掃除方法について説明していきましょう。
お風呂掃除で用意する物は、以下のとおりです。
塩素系漂白剤は「カビキラー」が有名です。
お風呂掃除で用意するものが分かったところで、効果的な掃除方法について説明していきましょう。
ここではお風呂の掃除方法を、「浴槽」と「壁や床」の2つに分けて説明していきます。
浴槽に付いている汚れは、「皮脂汚れ」がほとんどです。
皮脂汚れは酸性の汚れなので、アルカリ性に弱くなっています。
アルカリ性の洗剤で効果的なのが、洗濯に使われる「重曹」です。
重曹は弱い洗剤なので、浴槽を傷つけずに皮脂汚れを落とせます。
濡らしたスポンジに重曹を少量付けて、浴槽内の皮脂汚れをこすり落としましょう。
お風呂の壁や床の汚れに多いのは、主に以下2点です。
「ピンクぬめり」の正体は酵母菌で、放っておくと同じ場所にカビが発生します。
カビとピンクぬめりは菌なので、汚れを落とすというよりは除菌することが重要です。
まずは市販されている消毒用のエタノールを吹き付け、雑巾などで拭いてみましょう。
それで落ちなければ、塩素系漂白剤(カビ取りスプレー)を使いましょう。
カビに塩素系漂白剤をスプレーし、数分経ってからシャワーで洗い流せば、きれいに落とせます。
トイレ掃除でもお風呂掃除でも、汚れにはそれぞれ酸性やアルカリ性などの性質の違いがあり、落としやすい洗剤の種類も異なります。
トイレや浴室の汚れは、日頃の掃除を怠るとどんどん頑固になり、落ちにくくなります。
落ちにくい汚れは、その汚れと逆の性質を持つ洗剤を使って落とすようにしましょう。
トイレとお風呂、それぞれに付きやすい汚れの種類や性質、効果的な洗剤や掃除方法はこの記事で紹介しているので、大掃除の際はぜひ参考にしてみましょう。