ゴミ屋敷の90%以上にゴキブリが?!害虫の駆除方法や放置することのリスクとは

ゴミ屋敷に特に多いゴミは、食べ終わったコンビニの空き殻や飲みかけのペットボトルです。

室内に食べた後の食品トレーなどが散乱していたり、キッチンには使い終わった後のお皿がそのままになっていたりしています。

ゴミ屋敷は、ゴキブリなどの害虫を呼び寄せてしまいやすい環境が揃ってしまっているのです。

 

とはいえ、家の中にゴキブリが出たら不快に感じる方もいるでしょうし、衛生的にもよくありません。

そこで今回は、

 

  • ゴミ屋敷に発生しやすい害虫の種類
  • ゴミ屋敷にゴキブリが発生しやすい理由
  • ゴキブリを駆除しないことで起こるリスク
  • ゴキブリが出た際の対策方法

 

など、ゴミ屋敷とゴキブリの関係について迫っていきます。

ゴキブリが出現して困っている場合の参考にしてみてくださいね!

 

ゴミ屋敷に発生する害虫の種類は?

ゴミ屋敷に発生する害虫の種類は?

ゴミ屋敷には、どのような害虫が発生しやすいのかを見ていきましょう。

特によく見掛けられる害虫4種類を紹介していきます。

 

ゴミ屋敷に発生する害虫①ハエ

 

私たちがよく家庭内で目にするハエは、「イエバエ」と呼ばれるものです。

体長6〜8mm程度で、目が少し赤っぽいのが特徴です。

この「イエバエ」、名前の通り、家屋内のキッチンやトイレなどを中心に見掛けられるものですが、自然環境ではほぼ存在していないというから驚きです。

 

ハエはブンブンと飛び回るのも目障りなのですが、それだけでなく大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌などさまざまな病原菌を媒介するので注意が必要です。

1996年に大流行したO-157も、ハエが媒介したものだと言われています。

 

私たちに健康被害を与えるのは問題ですよね。

 

ゴミ屋敷に発生する害虫②ウジ

 

ウジはハエの幼虫です。

生ゴミや動物の糞、死体などに群がります。

 

幼虫なので、脚などはなく、乳白色の細長い形をしています。

見た目的にも気分のいいものではないですし、成長するとハエとなるので見掛けたら対処をしておきたいところです。

 

ゴミ屋敷に発生する害虫③ダニ

 

ダニは昆虫ではなく、クモやサソリの仲間です。

屋内に生息するダニは、「屋内塵性ダニ類」と呼ばれ複数いますが、アレルギーの原因となるのはヒョウヒダニという種類のダニです。

アレルギー疾患の原因は80%以上がダニが原因となるので、ダニがいる可能性のあるところは全体的に駆除をするようにしていきましょう。

 

他にも人を吸血するダニなど、ダニは人に被害を与えます。

繁殖力も強いので、ダニに気付いたら対策を取るのがおすすめです。

 

ゴミ屋敷に発生する害虫④ゴキブリ

 

家に出る害虫の中で最も嫌われているのがゴキブリです。

見た目も大きく、物陰などから突然出てくるので驚いてしまいますよね。

茶色っぽい見た目も気持ち悪いと言われ、苦手な人が多い虫です。

 

ゴキブリは夜行性で集団で暮らす習性を持ちます。

そのため「1匹見たら10匹はいる」などと例えられますよね。

 

ゴキブリは繁殖力も高く、髪の毛やホコリさえも餌とする生き物です。

水が1滴あれば1ヶ月は生きていけると言われているほど、非常にしぶとい生き物なので、見掛けたら根こそぎ根絶させるつもりで対策するのがおすすめです。

 

ゴキブリは見た目が気持ち悪いだけでなく、サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルスといった病原菌の運び屋にもなるので油断はできません。

 

ゴミ屋敷に特にゴキブリが発生する理由

ゴミ屋敷に特にゴキブリが発生する理由

ゴミ屋敷とゴキブリは密接な関係にあります。

とあるデータでは、ゴミ屋敷にゴキブリが生息している確率は90%以上に達しているという驚愕のデータもあるほどです。

 

では、なぜゴミ屋敷にゴキブリが発生しやすいのかというと、

・餌となるものが大量にある

・隠れ場所がある

・ゴミに隠れて繁殖しやすい

・捨てていない段ボールの中で繁殖をした

などの理由が挙げられるでしょう。

 

ゴミ屋敷は餌に恵まれ、隠れる場所もアリと、ゴキブリにとってはパラダイスともいえる環境です。

入念なゴキブリ対策をしていても、毎年ゴキブリに悩まされる家庭も少なくない中、何も対策をしていないだけでなく、ゴキブリにとって都合のいい環境下にあるゴミ屋敷では、90%以上の確率でゴキブリが生息していると言われても頷ける結果かもしれませんね。

 

ゴキブリを駆除しないことで起こるリスクとは

ゴキブリを駆除しないことで起こるリスクとは

ゴキブリを駆除せず放っておくとどのような被害があることが想定できるかもまとめていきます。

 

病原体となる

 

先程もお伝えしたように、ゴキブリは病原細菌や寄生虫卵をばらまくので健康被害が出ることが懸念されます。

また、ゴキブリの死骸や糞はアレルゲンとなる場合もあります。

喘息などを引き起こしてしまう恐れがあるので気を付けなければいけません。

 

悪臭

 

余り知られていませんがゴキブリ自身も匂いを放っています。

ホコリと油が混ざったような独特な匂いがします。

その匂いは仲間を呼び寄せるとも言われているので、ゴキブリを見つけたら、そのゴキブリが通ったと思われる場所なども、ゴキブリを誘引する可能性が出てきます。

 

汚染

 

ゴキブリの糞などで家の中が汚されます。

万一食器などに付着し、気付かずに口内に入れてしまったら病原体が入り込んでくることも考えられます。

 

ゴキブリの死骸や糞でも新たなゴキブリを呼び込むこともあるので、汚染は深刻な影響を与えると考えていいでしょう。

 

ゴミ屋敷に発生したゴキブリの駆除方法は?

ゴミ屋敷に発生したゴキブリの駆除方法は?

ゴミ屋敷内にゴキブリが出没した場合、余り無視をしていていいものではないことも分かりました。

では、どのような対策が有効なのかも見ていきたいと思います。

 

食品ゴミを捨てる

 

ゴキブリは何でも餌にするため、可能な限りゴミは捨てた方がいいでしょう。

しかし、いきなりゴミをゼロにするのは無理な話です。

 

なので、まずは食品が入っていたものなど、匂いがあってゴキブリを誘引する可能性が高いものから優先的に処分をしていくのがおすすめです。

 

置き餌で対策する

 

ゴキキャップなどのゴキブリが食べて巣に持ち帰り、巣ごと根絶してくれるタイプの置き餌タイプがゴミ屋敷には向いています。

掃除が難しいゴミ屋敷の場合、置き餌タイプの駆除グッズを各部屋に設置して、ゴキブリ自ら死滅してくれることに期待をしましょう。

 

業者に依頼をする

 

害虫専門の駆除業者もいますが、ゴミ屋敷なのでゴミも片付けてくれる清掃業者に依頼をするのが1番です。

ゴミ屋敷に対応している清掃業者なら、元凶のゴミをしっかり片付けてもらえるので、根本からの解決が期待できます。

ただゴミを片付けるだけでなく、清掃や消毒を行ってくれる業者もあるので、そういったところに依頼をすると、ゴキブリ駆除にも繋がりますよ。

 

オプションで害虫駆除も行ってくれるところもあるので、ゴキブリ駆除も一緒にしたい旨を伝えていきましょう。

 

まとめ

ゴミ屋敷の90%以上にゴキブリが?!害虫の駆除方法や放置することのリスクとは

ゴミ屋敷はその性質上、ゴキブリを寄せ付けてしまう確率が高いことが分かりました。

ゴキブリは出現すると不快ですし、私たちに健康被害を与える場合もあります。

 

ゴキブリを見掛けたらなるべく早く対策を打つようにするのがおすすめです。

ゴキブリは1度出現したらなかなか根絶が難しいので、ゴミを減らして、少しでもゴキブリを呼び寄せないような環境作りに努めていくようにしましょう。

 

私たちに健康被害を与えるのはゴキブリだけではありません。

ダニやハエなどの害虫も軽視はできないので、市販の駆除グッズなども活用して追い払うようにしてみてください。

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