【注意!】ゴミ屋敷が子供に与える4つの悪影響と解消する方法
ゴミ屋敷に住むことには、家屋の倒壊や火災のリスク、害虫や害獣の大量発生、近隣住民とのトラブルなど、様々な問題が起こります。
さらに、子供がいる場合は、これらの問題に加えて、子供にまで様々な悪影響を与えてしまいます。
今回は、ゴミ屋敷が子供に、どんな悪影響を与えるのかについて解説します。
そのうえで、ゴミ屋敷解消のための対策について説明していきます。
自宅がゴミ屋敷になっていると、そこに一緒に住む子供には、主に以下4つの影響があります。
ここでは、それぞれの影響について説明していきましょう。
ゴミ屋敷に住んでいることは、学校でいじめられる原因になる可能性があります。
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大人であれば、自宅がゴミ屋敷になっていれば、友人を家に招いたりはしないはずです。
しかし、ゴミ屋敷で育った小さな子供は、自宅がゴミ屋敷であることを当たり前だと思っているため、何気なく友達を自宅に呼んでしまうかもしれません。
友達が家に来れば、次の日から学校で「あいつの家はゴミ屋敷だ」などと言われて、他の同級生たちにまで知れ渡ってしまうこともあります。
これが原因となって、いじめに発展する恐れがあるのです。
ゴミが積もり、生ものが散乱したゴミ屋敷は、ひどい悪臭がします。
そんな所に住んでいれば、当然その悪臭は、子供の体や服にも移ってしまうこともあります。
臭いがひどければ、クラスメイトたちも近寄らず、友達もできないかもしれません。
いじめに発展しなかったとしても、ゴミ屋敷に住んでいるせいで友達ができず、子供に寂しい思いをさせてしまう可能性は高いと言えるでしょう。
衛生状態が極めて悪いゴミ屋敷に住むことが、健康に良いわけがありません。
体ができあがっている大人はまだしも、成長途中の子供は抵抗力も弱いため、ゴミ屋敷に住むことで、何らかの病気にかかってしまうリスクが高くなります。
また、ゴミ屋敷では、アレルギーにかかるリスクも見逃せません。
ゴミ屋敷には、エサを求めて、ゴキブリなどの害虫が大量発生します。
ゴキブリは様々な病原菌を運んでくるうえ、糞や死骸は時間が経つと粉々に砕け、空気中に舞い上がることもあります。
子供がこの粉末を吸い込むと、喘息やアレルギーを引き起こしやすくなってしまうリスクもあります。
子供は親の背中を見て、自分のいた環境が常識だと思って育つかもしれません。
そんな子供が、ずっとゴミ屋敷に住み続けていたら、どうなるでしょうか?
片付けをしない親の背中を見ていれば、自分も片付けをしなくなってしまう可能性があるかもしれません。
ゴミ屋敷で育てば、独り立ちしたときも、同じように家をゴミ屋敷にしてしまうことも考えられます。
子供のときに過ごした環境は、その子供にとって、絶大な影響力を持ちます。
子供の将来のためにも、ゴミ屋敷に住ませることは避けたほうが良いでしょう。
ここまで説明してきたように、ゴミ屋敷は、そこに住む子供に様々な悪影響を与えます。
しかし、子供に悪影響なことが分かっていても、ゴミ屋敷を片付けられないという方もいます。
この理由は、主に以下3つです。
ここでは、それぞれの理由について説明していきましょう。
自宅をゴミ屋敷にしてしまう理由で多いのが、仕事が忙しいというものです。
仕事が忙しいと、自宅の片付けをする暇がなく、休日も一日寝ているため、家の中にはどんどんゴミが溜まっていってしまうケースがあります。
夫婦共働きで、ともに仕事が忙しいと、自宅がゴミ屋敷になる確率は高くなります。
子供の育児は、やることが非常に多く、大変な仕事です。
あまりにやることが多すぎて、うつのような症状になってしまう人も少なくありません。
うつ症状が出ると、片付けをする気力も起こらなくなり、自宅をゴミ屋敷にしてしまいがちです。
この場合は、片付けられない自分を責めずに、病院を受診しましょう。
ゴミ屋敷の住人は、母子家庭であるケースもあります。
パートナーを失ったことで大きな孤独感を抱えて、自暴自棄になり、部屋の片付けが手につかなくなるというのも、自宅をゴミ屋敷にしてしまう人に多いパターンです。
どんな事情があれ、悪影響がある以上、子供をゴミ屋敷に住ませるのは避けることが良いでしょう。
では、すでにゴミ屋敷に子供と住んでいる場合、どうすればいいのでしょうか?
この対策は、以下の2つです。
ここでは、それぞれの対策について説明していきます。
ゴミ屋敷を解消するためには、当然ゴミを片付けなければなりません。
しかし、ゴミ屋敷を一人で片付けるのは、大変な作業です。
家の広さやゴミの量にもよりますが、1日をフルに使っても、片付けるのに1~2週間程度はかかってしまうでしょう。
勢い込んで片付けを始めても、あまりの作業量に挫折してしまう確率が高いと言えます。
自分で片付けられない場合は、ゴミ屋敷清掃業者に依頼してみましょう。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼すれば、スタッフが自宅まで来て、宅内のゴミや不用品を全て回収していってくれるでしょう。
お金はかかりますが、手間がかからず、なおかつ確実にゴミ屋敷を解消できます。
根本的な原因はどうあれ、自宅がゴミ屋敷になる理由は、ゴミを片付けないことにあります。
ゴミ屋敷清掃業者に依頼して、ゴミや不用品を片付けてもらっても、ゴミを片付ける習慣がなければ、自宅はゴミ屋敷に逆戻りしてしまうでしょう。
そうならないためにも、片付けの習慣を作っておくようにしましょう。
決まった時間帯に、5分でも10分でも片付けをすると決めれば、片付けを習慣づけられます。
ゴミ屋敷に子供を住ませることには、主に以下4つの悪影響があります。
自宅がゴミ屋敷になってしまうのは、親の問題です。
現在ゴミ屋敷に住んでいるという方は、子供を守るためにも、すぐにゴミ屋敷の片付けを考えてみてください。