ゴミ屋敷にならないための部屋の片付け方法
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ゴミ屋敷とは、一般的に自宅がゴミで溢れかえっている状態のことを指します。
ゴミ屋敷は近年、日本全国で増加していて、特に高齢者の自宅がゴミ屋敷というケースが多いようです。
また、ゴミ屋敷が出来てしまう原因は、住んでいる人の心理状態が大きく影響しています。
ゴミ屋敷を作ってしまう人の特徴として、以下のような状態であることがあげられます。
・忙しくて心にも生活にも余裕がない人
・片付ける気が起きない人
・小さいころから片付ける習慣がなく、掃除が下手な人
・物が捨てられない人
このような人がゴミ屋敷を作ってしまうといわれています。
ゴミ屋敷は、「定期的に掃除をしない」、「定期的にゴミを捨てない」という2つがそろうと起きやすいので、掃除や片付けが苦手な人は、ゴミ屋敷を作らないためにも早めに対処をするようにしましょう。
今回は、ゴミ屋敷にならないために気を付けることと、片付け方法について解説します。
ゴミ屋敷を作ってしまう人は、床にものがあっても気にならない人がなりやすいです。
例えば、ペットボトルや、カップ麺のゴミなどを床に放り投げてしまうと、ゆくゆくはゴミ屋敷になる可能性が高くなります。
床には、極力物を置かないようにすることを意識することが大切です。
一人暮らしの場合、「ゴミが溜っていないから、来週まとめて出そう」と後回しにしてしますケースが多くみられます。
後回しが悪化すると、ゴミをため込んでしまうようになるので、毎週決まった曜日にゴミは出すように心がけましょう。
ゴミが少量であることや、ゴミ袋にまだ物が入りそうでも、そのまま捨てる・定期的に捨てるということが大切です。
もし、ゴミ屋敷になってしまっても、燃えるゴミだけでも捨ててあれば、ゴキブリやネズミなどの害虫が増えるリスクを減らすことができるでしょう。
ゴミ屋敷に住んでいるのは、高齢者が多いです。
年を取って友人が家にくることもなくなると、部屋の掃除をしなくなって、部屋の見た目もこだわらなくなり、ゴミ屋敷に住んでいても気にならないようになってしまうケースがあります。
ゴミに囲まれている生活でないと、不安になってしまうという精神疾患に陥る可能性があるので、定期的に人を呼ぶようにしましょう。
家族でもいいですし、近所の人でもいいので、とにかく誰かが家に来る、そのために掃除をするというサイクルを作るようにしましょう。
ゴミ屋敷は、「どこに何があるかわからない」、「探していたら部屋が散らかった」、「片付けない」というサイクルで出来上がることもあります。
まずは、箱を購入してきて、ものを分類別にまとめてみましょう。
例えば、湿布や薬を入れる箱を決める、靴下や下着を入れる箱、文房具を入れる箱など、種類によって箱を変えることで、物が探しやすくなります。
また、ゴミ屋敷を作ってしまう人は整理整頓が苦手な人が多いので、キレイに並べる必要はなく、どこに何があるかわかる・戻しやすくすれば、部屋をきれいに保てるでしょう。
ゴミ屋敷を作ってしまう人は、掃除が苦手な人も多いです。
忙しい人や、掃除自体が苦手な人もいるのですが、掃除をしなければ、汚れていることに慣れてしまってゴミ屋敷になりやすいです。
忙しい場合は、お金はかかりますが、清掃業者を定期的に呼んで掃除を依頼しましょう。
ゴミ屋敷をゴミ処理業者に頼むと、50万円~100万円かかるといわれているのですが、清掃業者を雇うときには数万円で済むので、定期的に掃除を頼むことで、ゴミ屋敷になりにくくなります。
ゴミ屋敷になってしまう人は、物が捨てられない人も多いです。
いつか使うかもしれない、もったいないから取っておきたい、という感情がゴミ屋敷の要因になってしまいます。
なので、今すぐ使う予定のないものは段ボールに入れておきましょう。
段ボールに日付を書いておいて、1年前のものは段ボールの中を開けずに捨ててしまうという方法があります。
捨てるのが苦手な人は、大切なものとそうでないものを選別することが出来ないので、使わないものだけを溜めておいて、1年間使わなかったらそのまま捨てる、ということを繰り返すことで、使わないものが溜まっていくのを防ぐことが出来ます。
ゴミ屋敷に住んでいる人は、床にものを置くことに慣れてしまっている人が多いので、洋服はハンガーにかけて収納するようにしましょう。
下にものを置いて、その上に重ねて置くというのは悪循環になるので、出来るだけ吊るすことが出来るのであれば、積極的に行うようにしましょう。
ものが多かったり、ゴミが溜っていたりする部屋に長期間住んでいると、心の余裕がなくなってしまう傾向にあります。
「掃除しなければ…」というプレッシャーは、心の負担になります。
さらに、掃除が苦手な人は掃除する場所が増える度にやる気が削がれてしまうので注意が必要です。
また、汚れている場所に暮らしていて気分がいい人はいません。
無理矢理自分を納得させている場合が多いので、「ま、いいか」や「あとででいいや」というような考え方をしないようにしましょう。
また、部屋が汚れていると、ホコリアレルギーなどになりやすかったり、ダニやノミなどで肌荒れなどを起こしたりする可能性があります。
生ゴミなどが溜まるとゴキブリやハエ、ネズミなどの原因になりますので、早めに対処しましょう。
ゴミ屋敷になってしまうと、地域の人に迷惑をかけるだけでなく、家族にも迷惑がかかってしまうことがあります。
ゴミ屋敷の処理をするのはかなりの労力が必要になるので、ゴミ屋敷にならないように、日ごろから部屋の片付けをするようにしましょう。
使わないものは段ボールに入れて、1年たったら捨てるというのを繰り替えるだけでも、ゴミ屋敷になるのを防ぐことが出来ます。
ぜひ、今回の紹介した片付け方法を参考にして、ゴミ屋敷にならない掃除をしてみてください。