ゴミ屋敷清掃士が救う、健全なゴミ屋敷清掃業界へ
ゴミ屋敷につながる？！溜まりやすいゴミとは
ゴミを溜め込む理由は人それぞれ違いますが、なぜゴミ屋敷化してしまうのでしょうか。
そもそもゴミ屋敷にある「ゴミ」とはどのようなものがあるのでしょうか。
客観的に見たらゴミ屋敷にあるゴミは不要なものに見えますが、ゴミ屋敷の住人にとっては必需品の場合もあります。
今回は、ゴミ屋敷につながるかもしれない、部屋に溜まりやすいゴミ・物について紹介します。
ゴミを溜め込みやすい人はどのような人で、どんな理由があるのでしょうか。
認知症の高齢者の人や精神疾患がある人など様々な理由があり、ゴミ屋敷につながってしまう方が多いようです。
まずは、ゴミ屋敷につながるかもしれない、ゴミを溜め込みやすい人の特徴について紹介します。
高齢者の方の中には、寂しさを埋めるためにゴミを溜め込む、体力がなくゴミを捨てることができないといった方がいらっしゃいます。
また、認知症になってしまいゴミを処分するということが出来ないなどの様々な要因を持っている高齢者の方も、ゴミ屋敷の住人として多いです。
ゴミ屋敷になる人の中には、精神疾患を抱えている人も多くいます。
ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害を先天的に抱えている方もいます。
片付けようと思っても出来ないという方の場合は、他者のサポートが必要になってきます。
買い物依存症の方にも、ゴミ屋敷につながる方が多いです。
ストレス発散のために買い物をして発散していましたが、その欲を止めることができなくなった場合は、自分でコントロールできずに大量の物に囲まれた生活をし、気が付いたらゴミ屋敷化してしまっている場合もあります。
深夜労働や緊急性がある職に就かれている方の中にも、実はゴミに溢れた部屋で生活している方が居ます。
例えば、看護師や医師など不規則な生活をしている方は、社会的な地位や見た目からは分かりにくいですが、忙しさや生活リズムによって部屋のゴミを片付けられない、自治体のゴミ回収日に時間があわずにゴミを出せないなどのことがあり、ゴミ屋敷につながる方も多いです。
自身に孤独を感じている人ほど、寂しさを物で埋めてしまう傾向にあるようです。
人間関係を構築することが苦手で、誰にも悩みを相談出来ないような孤独を抱えており、物を溜め込むことで孤独を埋めようとしている場合があります。
片付けるのが苦手な場合も気付いたら手の施しようもない、ゴミ屋敷になっていた場合があります。
片付けたい意識はあっても、何を手元に残して捨てるのかが判断が付かず、結果的にゴミ屋敷につながっていたなんて方も少なくありません。
ゴミを溜め込みやすい人は、明らかなゴミでもゴミだと認識ができない場合があるようです。
例えば、紙袋や空き箱など使うかもしれないと取っておく人もいます。
ゴミだという認識が持てずに、どれがゴミであるか線引きができなくなってしまい、どんどん部屋に物を溜めてしまい、ゴミ屋敷につながってしまうこともあります。
これまで、ゴミを溜め込みやすい人について紹介してきました。
次に、ゴミ屋敷化しやすい人が溜め込みやすいゴミはどんなものがあるのでしょうか。
ゴミ屋敷になってしまう方が多く溜めてしまうゴミは、生活していく上で生活必需品が溜まっていく傾向にあるようです。
ゴミ屋敷で溜まりやすいゴミは、コンビニの弁当のゴミやカップラーメン、ペットボトルなどのゴミがあげられます。
ゴミをこまめに捨てる方なら、家の中にゴミが溜まっていくことは少ないでしょう。
しかし、ゴミの日に捨てずにどんどんゴミが溜まってしまった結果、ゴミ屋敷に繋がっていると言えます。
ゴミ屋敷の片付けをすると出てくることが多いのが、壊れた家具家電です。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は粗大ゴミに簡単に出せないこともあり、そのままになっているケースもあります。
中には、壊れた家具家電すら勿体無いと思う人もいたりします。
長い間着ていない衣類も、中々捨てられない方も多くいます。
まだ着られるから勿体無いと、明らかにシミやシワがある衣類がタンスに詰め込まれており、脱ぎ散らかした衣類が部屋を覆い尽くしているといった場合もあります。
特に衣類や鞄などを捨てられずに部屋に溜めやすいのは、女性の方が多いです。
衣類の値段が高かったから、ブランド品だからといった理由を付けて、溜め込んでしまいゴミ屋敷につながってしまう方もいらっしゃいます。
新聞や雑誌など紙類なども、ゴミ屋敷から多く出て来ます。
何年も新聞を溜め込み新聞紙だけで、何トンもの量だったという事例もあるようです。
子どもの学生時代の教科書や読むことのない雑誌や本など、紙類のゴミも溜まりやすいようです。
例えば、釣りやゴルフなどの趣味から、アイドルやアニメなどのコレクターが趣味な人は、片付けが苦手な場合も多いです。
居住スペースや押し入れなどに大量のグッズが溢れてしまい、日用品や洋服を収納するスペースがなくなってしまいます。
また、本人にとっては大切なコレクションなので捨てることが困難ですので、捨てられずに物が溢れてしまうことにつながります。
もし、自分の家や家族の家がゴミ屋敷になってしまったら、自力で片付けることが困難だと判断したら、ゴミ屋敷の片付け業者に依頼することを検討してください。
ゴミ屋敷を放っておいても綺麗になるどころか、どんどんゴミが溜まっていくことが大半です。
しっかり片付けの見積もりをしてくれ、親身に相談に乗ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
ゴミ屋敷の状態にもよりますが、複数の業者に見積もりを取っておくと安心できるので、時間がある場合はいくつかの業者に問い合わせしてみてください。
ゴミ屋敷につながる溜まりやすいゴミや物について紹介して来ましたが、いかがだったでしょうか。
明らかにゴミだとわかる物もあれば、本人にとっては大事な趣味や思い出の品という場合があります。
また、ゴミ屋敷になる原因なども様々です。
ゴミ屋敷に繋がりそうな物は溜め込む前にこまめに処分することが一番大事ですが、それが中々出来ない場合は、思い切ってプロの業者に依頼することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
一度綺麗な部屋で生活をすることで、意識が変わりゴミを捨てる習慣ができるでしょう。
