ゴミ屋敷と特殊清掃の関係とは

「特殊清掃」という仕事を聞いたことがあるでしょうか。

 

故人の家宅を清掃する場合、そして汚染が酷かったり異臭が激しい場合などに活躍するのが特殊清掃業者です。

特殊清掃業者の仕事は汚れた物件の清掃や消毒だけではありません。

遺品の整理から供養の手配など、故人に関連したことも行ってもらえるので、孤独死などが取り沙汰される今、話題の仕事として注目を集めてきています。

 

そんな特殊清掃員ですが、ゴミ屋敷問題を解決する時にも活躍していることをご存知でしょうか。

ゴミ屋敷の悪臭解決やゴミの整頓なども特殊清掃の得意とすることなんですよ。

 

今回当記事では、ゴミ屋敷に対して特殊清掃業者はどのようなことをしてくれるのかなどをまとめていきます。

ゴミ屋敷 特殊清掃 ブログ01

 

特殊清掃とは

 

特殊清掃は、「事故現場清掃業」とも呼ばれているように、事故物件の家宅の清掃を行うことを指します。

事件や事故、自殺、孤独死など様々な事情で遺体の発見が遅れてしまった時に、腐敗臭や血の匂いなど汚染が酷くなってしまうことがあります。

そんな時に、広がってしまった異臭や汚れを元に戻してくれるのが特殊清掃員のお仕事となるのです。

 

特殊清掃員のお仕事は高い技術力が必要となります。

確実な清掃や消臭、そして故人の尊厳を損なわないよう気を付けたり遺族への配慮も問われます。

 

ゴミ屋敷と特殊清掃の関係は

 

特殊清掃は事故現場を取り扱うのが一般的ですが、必ずしも事故現場だけを担当するわけではありません。

例えば最近だと「新型コロナウイルス」対策として、除菌や消毒なども担当の管轄となっています。

 

そして、ゴミ屋敷も特殊清掃の対象となる場合もあります。

なぜゴミ屋敷もその対象となるのかというと、第一に異臭が挙げられます。

 

ゴミ屋敷は腐敗している生ゴミが蓄積してしまっていることも多く、コバエなどの害虫が湧いてしまっていることも多いです。

なので、通常の清掃ではなく除菌などもできる特殊清掃がゴミ屋敷の場合でも活躍するのです。

ゴミ屋敷 特殊清掃 ブログ02

特殊清掃のゴミ屋敷の片付け手順

 

ゴミ屋敷を特殊清掃員が担当する時、どのような手順で片付けをしていくのかを見ていきましょう。

 

特殊清掃のゴミ屋敷片付け手順①作業スペースを確保する

 

足の踏み入れ場のないようなゴミ屋敷だと清掃も捗りません。

まずは、作業スペースの確保として、動線にあるゴミを片付けと消毒をしていきます。

 

特殊清掃のゴミ屋敷片付け手順②ゴミの分別と処分

 

ゴミ屋敷の清掃を開始します。

生ゴミを始め、壊れて使えなくなっている物などを処分していきます。

 

特殊清掃のゴミ屋敷片付け手順③ハウスクリーニング作業

 

ゴミが片付いたら、最後はカビ取りや除菌などのハウスクリーニングをします。

部屋の荷物を一旦出して、部屋全体に薬剤を撒いて消臭作業を行うこともあります。

 

部屋の生ゴミなどが片付き、異臭も取れたら作業は完了です。

出来る限りゴミ屋敷となる前の状態に部屋を戻していくことを目標として作業を行っていきます。

ゴミ屋敷 特殊清掃 ブログ03

特殊清掃に依頼をするには

 

特殊清掃に依頼をしたい場合、まずは特殊清掃を行っている複数の業者に見積もりをお願いしましょう。

全国にはたくさんの清掃業者がありますが、中には悪徳業者と言われるような業者もあります。

 

そういった業者に掴まってしまうと、相場よりも多く請求されたなどのトラブルに発展してしまうこともあります。

 

全国の清掃料金の相場は、

1K 25000円~

1DK 35000円~

1LDK 52000円~

などと、細かく設定されています。

 

相場の料金を参考に、特殊清掃の業者に依頼をすることとなりますが、期待していたような消臭効果を得られなかったり、後から追加料金として上乗せされることのないよう、事前にしっかりと特殊清掃業者と打ち合わせをしておくようにしましょう。

 

普通の清掃業者ではダメなの?

 

特殊清掃業者に依頼を掛けると料金が高そうだし、他に業者ではお願いできないのかなと考える方もいるかもしれません。

 

確かにゴミ屋敷の中で孤独死をしてしまったというわけでないのであれば、街にある便利屋さんなどに掃除を依頼することもできます。

便利屋さんなどを利用した方が価格も低く抑えられるでしょう。

 

しかし、この場合ポイントとなるのが費用対効果となります。

ただ物が溢れているだけの状態なら便利屋さんなどを活用して片付けをしてもらっても大丈夫です。

問題となるのが、悪臭や汚れに年季が入っているような特殊な物件です。

便利屋さんなどには、特殊清掃のような資格を持った方がいない場合もあり、根こそぎ問題を解決することができないかもしれません。

 

せっかく業者にお願いをしたのに掃除が不十分、もしくは技術がなくて、問題解決ができなかったとなると、特殊清掃業者に再度依頼を掛けたら二度手間となってしまいますよね。

 

なので、普通の清掃業者でいいのか、それとも初めから少々値が張ったとしても特殊清掃業者に依頼を掛けるのかは、ゴミ屋敷の汚れ具合によると言っていいでしょう。

 

この見極めも含めていくつかの業者に見積もりをお願いするのが安心です。

 

まとめ

 

事故現場が主な活躍の場となる特殊清掃ですが、ゴミ屋敷の場合も対象になることが分かりました。

長年に渡ってこびりついてしまった汚れや悪臭などをプロの技でキレイにしてもらえます。

掃除をしてもらえるだけでなく、消毒や除菌もしてもらえるので、カビが生えてしまっていたり、害虫が湧いてしまっている場合でも安心です。

ただ、合い見積もりなどを取らずに一社だけで清掃を検討してしまうと、相場よりも高額に請求されてしまうこともあるので、必要な方は充分注意をして特殊清掃に依頼をお願いするようにしましょう。

ゴミ屋敷 特殊清掃 ブログ04

 

 

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