汚部屋の掃除代行におけるトラブル例と巻き込まれないための対処法
片付けが苦手な人や、仕事が多忙で掃除やゴミ出しが満足にできず、いつもの間にか汚部屋化してしまったというケースは近年増えつつあります。
部屋にゴミや不用品が増えて汚れが溜まり、汚部屋の状況が悪化すればするほど、自力で掃除や片付けをするは困難です。
そんなときは、汚部屋の掃除代行を行う専門業者が役立ちます。
しかし、汚部屋の掃除代行を行っている業者は数多くあり、なかにはトラブルに発展したという事例も少なくありません。
「汚部屋の掃除をプロにお願いしたいけれど、トラブルが心配…」という不安から、汚部屋清掃の業者への依頼をためらっている人も少なくないでしょう。
そこで今回は、汚部屋の掃除代行の代表的なトラブルや、巻き込まれないための対処法について、ご紹介いたします。
汚部屋から脱却を考えている方や、掃除代行業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
汚部屋の掃除代行を業者に依頼した際、実際にあったトラブル事例をご紹介いたします。
1. 作業後に見積金額よりも数倍の値段をふっかけてきた 2. 家に入ってから勝手に片付けだす 3. 大手企業の名を勝手に語っている 4. 合見積もりで同業他社と貶めるようなことを言う 5. 金品を盗む 6. 作業のクオリティーが低すぎる 7. 依頼人や近隣への配慮がない |
汚部屋の掃除代行業者との間で起こること多いトラブルが、「料金面」に関わることです。
優良な業者の場合、お客様に提示する見積金額は、最終的にかかる費用にもっとも近いものを記載しています。
しかし、汚部屋清掃業者のなかには、最初に提示した見積金額と作業後の請求金額が大幅に異なるケースも少なくありません。
こういった業者は、作業中に予想以上のゴミが出た、コース料金外の処理が必要になったなど、なにかと理由をつけて追加料金を上乗せしてきます。
結果的に、見積金額より何倍も高い金額を請求されてトラブルになったという事例は多いです。
汚部屋の掃除とはいえ、お客様の家に上がり、人のものを片付けるということには変わりありません。
一見ゴミに見えるものであっても、依頼者にとっては想い出深い大切な品であることもあります。
そのため、優良な業者であれば、清掃作業も丁寧かつ慎重に行うところがほとんどです。
しかし、なかには挨拶もなく家に上がり込み、勝手に清掃や片付け作業を始めだす、強引な業者もあります。
依頼者に寄り添わず、できるだけ早く作業を終わらせようとする姿勢に、不満を感じたという人は少なくないようです。
汚部屋の掃除代行を行う業者は、実績豊富な大手の会社もあれば、個人で行っているところまでさまざまです。
大手企業は、知名度、実績ともに高いため、安心感や信頼度があるもの。
そういった大手企業のメリットを悪用して、許可なく勝手に大手企業の名前を使っている個人企業もなかには存在します。
こういったことから、「大手企業だと思って依頼したら、まったく別物の会社だった!」というトラブルにも発展しています。
汚部屋の清掃代行をプロへ依頼するうえで、複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較する人は多いです。
こうした相見積もりで得た情報をもとに、業者決めをしたり、料金の交渉を相談したりします。
このとき、一般的な業者であれば、他業者の見積りを見て、マイナスになることやケチをつけるといったことはありません。
どちらかと言えば、自社のプラス面や特典などをアピールしてくることが大半です。
しかし、このとき他業者の悪口を言ったり、けなすようなことを言ったりして、同業他社のイメージを落とそうとするケースもあります。
悪質な場合は、顧客を得るために真実ではない情報を流す業者もいるほどです。
こうした同業他社を貶めるような言葉を信じてしまい、トラブルに発展するケースもあります。
清掃作業中を行いながら物を物色し、貴重品や現金を盗まれたという事例も少なくありません。
そんな窃盗団まがいのことをする業者がいるのかと疑ってしまいますが、過去には、価値のあるアクセサリー類や家電までも持ち出されたというトラブルもあるのです。
さらに悪徳な業者は、はじめから盗んだ物を売却して換金する目的で汚部屋清掃代行を行っているところもあります。
ほとんどの汚部屋清掃業者には、公式HPがあり、過去の清掃実績を写真付きで紹介しています。
HPに載っている情報を参考に、依頼する業者を選ぶ人も少なくないでしょう。
しかし、実際に作業をしてもらうと、HPで見たものとは程遠い仕上がりで、作業内容もずさんな場合も少なくありません。
とてもプロが行ったとは思えない作業クオリティーは、業者へ支払う料金に見合っていると言えません。
高すぎる料金だけでなく、作業の質が悪いことに対するトラブルも多数起こっています。
汚部屋の問題は、あまり人には知られなくないデリケートなものです。
他人にはまだしも、家族にも相談できずに一人で抱え込んでいる人もたくさんいます。
そのため、汚部屋の掃除代行を行う業者は、ゴミの撤去作業を近隣の人へ知られることのないよう、できる限り配慮したり、作業前に相談にのったりしてくれるところが多いです。
しかし、そういった気配りがなく、ただゴミを片付けて掃除をするだけ。部屋から搬出したゴミもむき出しの状態で外に置いておくなど、配慮に欠ける業者もいます。
こういった配慮のなさが原因で、近隣の人との関係が悪化し、トラブルに発展することもあるのです。
汚部屋の掃除代行をプロへ依頼するのなら、トラブルに巻き込まれるのだけは避けたいものです。
適正な料金で、丁寧に作業をしてくれる業者を選ぶ際は、以下のポイントをおさえながら探しましょう。
・低料金だけを重視して業者を決めない ・電話で作業内容やおおよその料金をしっかりと説明してもらう ・見積もり料金は「明確な費用」を提示しているか確認する ・清掃作業中、立ち合い可能な業者を選ぶ |
初回の見積り金額が安くても、その後追加料金が発生し、結果的に高額な費用がかかる場合もあります。
決して“安さ”だけで決めず、最終料金に近い明確な見積りを出してくれているかを再三確認しましょう。
また、実際に見積りに来てもらう前に、電話で料金の概算や作業の流れなどを丁寧に説明してくれるかどうかも重要な判断ポイントです。
お客様に寄り添って作業を行っている業者であれば、嫌な対応せず、丁寧に対応してくれます。
電話での対応次第で、スタッフとの相性や人柄もある程度わかりますので、まずは問い合わせて直接話をしてみましょう。
盗難のトラブルは、作業中に立ち合い可能かどうかで不安を払拭することが可能です。
優良な業者であれば、よっぽどのことがない限り、立ち合い不可ということはありませんので、事前に確認しておくようにしましょう。
汚部屋の掃除代行トラブルは、決して他人事ではありません。
依頼を検討している人であれば、誰でも起こりうることです。
トラブルに巻き込まれることのないよう、業者選びは慎重に行い、適正な料金で丁寧に作業をしてくれる業者かどうか判断しましょう。