粗大ゴミを処分法がわからない時はどうしたらいい?
引越しや断捨離をすると、普段の生活では出ないようなゴミや不用品が大量に発生することがありますよね。
通常通り、一般ゴミとして出せるものは良いですが、家具や大型家電など、普通ゴミとして捨てられないものは、「粗大ゴミ」としての処分が必要です。
しかし、粗大ゴミは、一般ゴミと同じように、ただゴミ置き場に置けば回収してもらえるというものではありません。
そこで今回は、粗大ゴミの処分方法について、手順から注意点までのすべてをご紹介いたします。
粗大ゴミの処分方法がいまいちわからないという方はもちろん、引っ越しや断捨離の予定がある方も、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
そもそも、粗大ゴミとして分類されるのはどんなものがあるのかをご存知でしょうか?
基本的に、粗大ゴミは“自治体”が回収しているため、地域によって粗大ゴミの定義や処分ルールが異なります。
粗大ゴミの対象となるものは自治体ごとに少し違いがあります。
一般的に、粗大ゴミとして扱われることの多い品目とその例を以下にまとめました。
品目 |
おもな粗大ゴミの例 |
家具 |
たんす、食器棚、ベッド、テーブル イス、傘立て、ラック、カラーボックスなど |
家電 |
アイロン、マッサージ機、除湿器 カセットコンロ、オーブン、加湿器など |
布製品 |
カーテン、カーペット、ラグなど |
楽器 |
ピアノ、エレクトーン、アコーディオン オルガン、ギターなど |
レジャー、スポーツ用品 |
サーフボード、ゴルフクラブ、スキー板など |
乗り物 |
自転車、三輪車、一輪車など |
危険物 |
ストーブ、ヒーターなど |
参考元:新宿区 資源・ゴミ品目別一覧
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/seiso01_001025.html
粗大ゴミに対象となる品目については、自治体ごとに細かいルールが定められています。
上記はあくまでも一例で、地域によっては一般ゴミとして処分できる場合もありますので、あらかじめ一般ゴミか粗大ゴミなのかをしっかり確認しておくことが必要です。
粗大ゴミとして扱われるものの対象は、自治体によって異なります。
ですが、ほとんどの地域では、「一辺の長さが30cm以上のもの」としていることが多いです。
しかし、粗大ゴミは宅配便のように1つ1ついちいちサイズを困かく測定しないことが多いので、“おおむね30cm”などの表記をしている自治体もあります。
ですが、30cmギリギリのものや、サイズオーバーしているゴミを出した場合、粗大ゴミとして回収されないこともあるので、大きさについてしっかり守ることが大切です。
粗大ゴミとして出したいゴミのなかには、布団やカーペットもあるでしょう。
また、組み立て式の家具や家電を処分したいという方もいるかと思います。
このようなゴミは、自力で切ったり解体したりして、粗大ゴミの規定サイズ以下すれば、一般ゴミとして処分することも可能です。
例えば、木製の小型家具であれば、のこぎりなどを使用して自分で小さくすれば、粗大ゴミではなく一般ゴミの収集日に処分できます。
粗大ゴミは申込みの手間はもちろん、別途処分料もかかりますので、一般ゴミとして処分できるのならその方が、手軽で経済的です。
ただし、ものによっては解体や切断が難しい場合もあります。
自治体によっては、小さくバラしても一般ゴミとして処分できない品目もありますので、事前に確認しておきましょう。
粗大ゴミの対象品目同様、処分する手順やルールも、自治体によって微妙に違いがあります。
ですが、おおまかな流れ自体は基本的にどの地域でも同じであることが多いです。
粗大ゴミとして処分する一連の流れは、以下のようになります。
1. 各自治体の公式HPから、粗大ゴミの対象に該当しているか確認する 2. 粗大ゴミ受付センターへ連絡、処分の申し込みをする 3. 処分料金分の“粗大ゴミ処理券”を購入する 4. 粗大ゴミ処理券に必要事項を記入後、分かりやすい部分に貼る 5. 収集日当日、朝8時までに、指定された収集場所へゴミを出しておく |
まずは、お住まいの自治体の公式HPで、粗大ゴミに該当する品目かどうかを確認することから始めましょう。
なかには、一般ゴミとして出せる場合もありますし、逆に粗大ゴミとして収集できないこともあります。
粗大ゴミは、一般ゴミと同じようにゴミ置き場へ出しておけば良いというわけではありません。
どの自治体でも、必ず事前の申し込みが必要になります。
申込先は、地域の「粗大ゴミ受付センター」です。
申込方法は基本的に電話対応が多いですが、なかにはWEBから24時間受付を行っている自治体もあります。
受付の際に、ゴミの処分料金と収集日、収集場所、処分(登録)番号などを伝えられるので、忘れることの内容しっかりメモに残しておきましょう。
受付を終えたら、処分料金分の粗大ゴミ処理券を購入します。
販売店舗はコンビニが多いですが、自治体によって購入先が異なりますので、受付の際にあわせて聞いておくと良いでしょう。
購入した粗大ゴミ処理券に、名前などの必要事項を記入します。
記入したら、処分したいゴミの目につきやすい部分に貼っておきます。
粗大ゴミ処理券はお金の代わりになる大切なものなので、貼り忘れにくれぐれも注意しましょう。
収集日当日は、朝8時までにあらかじめ指定された収集場所へゴミを運び出しておきます。
粗大ゴミは、収集場所まで自力で運ぶ必要がありますので、自分で搬出するのが難しい方や人手がいる場合は、誰かに頼んでおくなど事前準備が必要です。
粗大ゴミとして処分するには、事前申し込みやゴミ処理券の購入、そして収集場所へ自力で運び出すといった手間がかかります。
収集は自治体が行っているため、処分料そのものはそこまで高くありませんが、収集までに時間を要することも。
もし急ぎで処分したい、自力で家から運び出すのが難しいといった場合は、不用品回収業者を利用するのも一つの手です。
粗大ゴミを出したいと思ったら、まずは処分したいものが粗大ゴミの対象となっているかどうか確認することから始めましょう。