巣ごもりでゴミ屋敷が急増!?巣ごもりとゴミ屋敷の深い関係性
ここ1年の間で、自宅をゴミ屋敷にしてしまった人が増えてきています。
ゴミ屋敷にしてしまう原因の一つに、「巣ごもり」をする人が増えていることが挙げられます。
なぜ、巣ごもりをする人が増えているのでしょうか?
また、なぜ、巣ごもりをする人が増えると、ゴミ屋敷も増えてしまうのでしょうか?
今回は、巣ごもりが増えている理由や、ゴミ屋敷との関係性から、自宅をゴミ屋敷にしてしまった場合の解消法についてまで、説明していきます。
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巣ごもりとは、鳥が巣にこもるように、人間が自宅に閉じこもることを意味します。
もともとは、休日に外出せず、自宅で過ごすことを指して使われることが多かった言葉ですが、最近では、平日も巣ごもりする人が増えてきています。
巣ごもりが増えている要因は、主に以下3つあります。
ここでは、それぞれの理由について、説明していきます。
巣ごもりが増えている元凶の一つに、新型コロナウイルスの蔓延があげられます。
感染拡大を防ぐため、政府からも不要不急の外出自粛が広く呼びかけられています。
この外出自粛要請に応じて、または感染を防ぐために自らの意思で、巣ごもりしている人も多くなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府からは外出自粛とあわせて、テレワークの推進も呼びかけられています。
社内や通勤電車の中は、多くの人たちが密集するため、感染者が1人いただけでも、一気に感染が拡大する危険があります。
そのため、テレワークを推進する企業も多くなっているため、必然的に、平日も巣ごもりする人が増えているのです。
新型コロナウイルスの蔓延は、デリバリーサービスの利用者の増加という、副次的な効果も呼び起こしました。
デリバリーサービスの代表格といえば、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」が挙げられますが、これはここ1年で、一気に認知度が高くなったサービスです。
コロナ禍以前は、デリバリーといえば、ピザや寿司が中心でした。
ピザや寿司のデリバリーは、気軽な外食より高く付くため、日常的に利用する人は、そう多くありません。
しかし、Uber Eatsは、安い外食もデリバリーできるため、日常的に利用しても、そこまで痛い出費にはならないことが多いです。
外出自粛も手伝って、安価なデリバリーサービスの利用者が増加したことも、巣ごもりが増えている要因の1つです。
巣ごもりをしているのは、単身の若者が多いようです。
家族暮らしの場合、ずっと家の中で家族と過ごすのも、それはそれでストレスが溜まります。
小さい子どもがいる場合は、家族サービスも必要なので、休日に外出することも多いでしょう。
その点、単身者ならずっと家の中にいても誰に気兼ねすることもありませんし、毎日の食事がデリバリーでも、誰にも文句を言われません。
仕事がテレワークになれば、単身の若者は、平日休日関係なく、巣ごもりする人も増えやすいと言えるのです。
新型コロナウイルスが蔓延している以上、巣ごもりをすることは問題ではありません。
問題は、巣ごもりをする人の増加によって、ゴミ屋敷も増えてしまっていることです。
実際に、東京都内にあるゴミ屋敷清掃業者の支店では、2020年3月から、依頼や相談の件数がそれまでの倍以上になったことが、新聞の電子版などでも報じられています。
2020年3月といえば、ちょうどコロナが日本でも騒がれるようになった時期です。
参照元:https://mainichi.jp/articles/20210321/k00/00m/040/111000c
タイミングから見るに、コロナの問題が、ゴミ屋敷の増加をも引き起こしたと考えられます。
コロナとゴミ屋敷の両問題は、直接的には結びつきがないと思われますが、間に巣ごもりを挟めば、両者は結びつきも考えられます。
つまり、「コロナの蔓延→巣ごもりの増加→ゴミ屋敷の増加」という形で、問題が起きていると考えられます。
巣ごもりの増加が、ゴミ屋敷の増加を引き起こす理由は様々ありますが、主なものは以下2つです。
ここでは、それぞれの理由について、説明していきましょう。
自宅に完全にこもってしまえば、自宅の外にあるゴミ捨て場に、ゴミを捨てに行けなくなってしまう方がいらっしゃるようです。
勤務先がテレワークになって、ずっと自宅で過ごすことになれば、出社しているときよりも、自宅でのゴミの量は増えていきます。
日常的にデリバリーサービスを利用していれば、食事の容器がどんどん家の中に溜まっていくため、なおさらです。
ゴミの量が増えているのにもかかわらず、ゴミを捨てに行かなければ、自宅がゴミ屋敷になってしまうのは、時間の問題です。
「コロナうつ」という言葉も取り沙汰されるほど、新型コロナウイルスは、多くの人たちに多大な心理的ストレスを与えています。
収入の減少、将来の不安、感染の不安などの様々なことが、心理的ストレスの要因です。
人間は、ストレスを感じると、タスクを先延ばしにする傾向があると言われています。
コロナのストレスで、ゴミ出しのタスクを後回しにし続けた結果、自宅をゴミ屋敷にしてしまう人も少なくないようです。
参照元:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO70082590Y1A310C2000000/
自宅をゴミ屋敷にしてしまった場合、ゴミ屋敷清掃業者に依頼するのが一番の近道です。
自分で片付けをするという方法もありますが、ゴミ屋敷を1人で片付けるのは、たいへんな作業です。
自宅の広さやゴミの量にもよりますが、ゴミ屋敷の解消までに、早くても1週間や2週間はかかってしまいます。
その点、ゴミ屋敷清掃業者に依頼すれば、1日のうちに、すべてのゴミや不用品を回収してもらえることが多いです。
ただし、業者に依頼して、ゴミ屋敷を解消しても、またゴミを溜めてしまえば、意味がありません。
ゴミ屋敷を解消してもらったら、元通りにならないよう、きちんとゴミ捨てを行うようにしましょう。
ここ1年で、新型コロナウイルスの影響から、自宅に巣ごもりする人が増えています。
巣ごもり自体は問題ではありませんが、それが原因で自宅をゴミ屋敷にしてしまうのは問題です。
ゴミ屋敷は、悪臭や害虫の発生によって、近隣住民に迷惑をかけてしまうほか、住んでいる本人にも、火災やけが、健康被害などのリスクがあります。
これらの問題を防ぐためにも、自宅をゴミ屋敷にしてしまったら、早急に解消するようにしましょう。