在宅の方がなりやすいゴミ屋敷の原因と解決法
新型コロナウイルスの感染が拡大してから、家で過ごす「在宅時間」が増えた方は少なくないでしょう。
こういったコロナ禍で在宅の方は増えた一方で、自宅がゴミ屋敷化してしまったケースも急増しています。
在宅であれば家事にかけられる時間も確保しやすいように思えますが、家で過ごす時間が増えたことが、かえって家事の負担が増えている家庭は多いです。
今回は、在宅の方はゴミ屋敷に陥ってしまう原因や解決・対策方法を詳しく解説いたします。
コロナ禍で、在宅の時間が増えた方や、近頃家が散らかり気の方は、ぜひ参考にしてみてください。
在宅や巣ごもり生活で自宅がゴミ屋敷化してしまうのには、いくつか原因が考えられます。
多くの企業でリモートワークを導入しました。
リモートでの仕事になると、今まで生活空間だった自宅が仕事場となります。
自宅を仕事場として使用する準備を十分に整えられないまま、リモートワークに切り替えた方も少なくないでしょう。
PCとインターネット環境さえあればできる作業だとしても、家で仕事をするとなれば、必要になるものもおのずと増えるもの。
こういった突然のリモートワークにより、部屋のなかが仕事関係の物で溢れ、自宅がゴミ屋敷化してしまうケースも少なくありません。
在宅だと、その分家事にかけられる時間が増えるようにも思えます。
ですが、家で過ごす時間が増えることと家事がはかどることは、イコールにはなりません。
むしろ、在宅時間が増えたことで家が汚れるスピードが早くなり、掃除の手間が増えてしまうケースもあります。
家事の負担が増えるのは、掃除だけではありません。
在宅時間が長くなれば、部屋はもちろんトイレやキッチンなどを使用する回数も増え、その分汚れやすくなります。
しかし、家で食事をする回数が増えれば、その分食事を作る手間や食材の買い出しの負担も増え、十分に掃除が行き届かなくなってしまう方も少なくありません。
こういった在宅による家事の負担増も、部屋が汚れ、最終的に家がゴミ屋敷化してしまうひとつの要因と言えます。
在宅で1日の大半を過ごせば、生活ゴミの量は当然増えます。
朝から夕方まで、オフィスで仕事をしていれば、日中出た生活ゴミは会社で捨てることが可能です。
しかし、ずっと自宅で過ごせば、1日生活で出るゴミのほとんど自分でゴミに出す必要があります。
そのため、今まで以上にゴミ出しをこまめにしなければならなくなり、生活リズムが追い付かず、ゴミが溜まってしまう人も少なくないのです。
コロナウイルスの感染リスクを抑えるため、来客の回数が減った方は少なくないでしょう。
家に人を呼ぶ機会がなくなると、その分家のなかを人に見られることがなくなります。
来客があれば、「常に部屋をキレイに保とう」という気持ちになりますが、自分しか過ごさないと、少しの汚れは気にならなくなるものです。
汚れたままの状態が続くと、汚い部屋にいることが普通に感じ、どんどんゴミ屋敷化してしまいます。
外出自粛や人との接触を最小限に抑える生活は、心身へ多大なストレスを与えることが多いです。
将来の不安や、ソーシャルディスタンスによる孤独感から、ゴミを集めてしまったり、掃除やゴミ出しが億劫になってゴミを放置してしまったりすることも。
ゴミ屋敷は、ストレスや心理的な孤立など、心理的な要因が大きく関わっています。
在宅という孤立感、孤独感が起きやすい状況そのものが、自宅をゴミ屋敷化してしまう原因となる場合は少なくないのです。
自宅がゴミ屋敷化するのを防ぐには、ゴミを溜めないことが大切です。
ゴミ屋敷に陥らないよう、事前にゴミを溜めない対策を行いましょう。
ゴミ屋敷になる人は、“ものが捨てられない”という特徴があります。
不要なものでも、「まだ使える」「いつか使うかも」「捨てるのはもったいない」という気持ちから、なかなか処分できず、結果部屋がもので溢れてしまうケースが多いです。
ものを大切にすることは大事ですが、“もったいない”と“捨てられない”ことが違います。
まだ使えるものでも、自分にとって不要なものなら、迷わず処分してものを減らしましょう。
ゴミ屋敷を見ると、そもそもゴミ箱が置いていないことが多いです。
ものはもちろん、ゴミの置き場所も決めることで、ゴミがたまりにくくなります。
ゴミ袋に直接入れるのではなく、ゴミ箱をいくつか設置して、ゴミの定位置を決めておきましょう。
部屋の状態にもよりますが、いったんゴミ屋敷化してしまうと自力でどうにかするのは難しい場合が多いです。
在宅の場合、他人の目に触れることがないため、よりゴミ屋敷を解消することが困難になります。
そのため、ゴミ屋敷から抜け出すには、専門業者へ依頼することが一番の近道です。
ゴミ屋敷の清掃を専門に行う業者へ依頼すれば、早急にゴミ屋敷から抜け出すことができます。
部屋の片付けからゴミの処分まで対応してくれるので、労力は一切かかりません。
もちろんその分費用はかかりますが、「この状態をどうにかしなければ」「片付けないと」といった、精神的なプレッシャーから解放されるきっかけになるかもしれません。
新型コロナウイルスの感染が拡大してから、在宅で過ごす時間が増え、汚部屋やゴミ屋敷に悩む人は増加しています。
在宅で家がゴミ屋敷化してしまう原因はさまざまですが、「家事負担の増加」のほか、「孤独感」などの心理的な要因も大きいです。
在宅でゴミ屋敷化を防ぐには、日ごろからゴミを溜めないようにすること重要になります。
しかし、すでに自力ではどうにもできないほどゴミが溜まってしまった場合は、プロの力に頼ることがゴミ屋敷から抜け出す一番の近道です。
ゴミ屋敷の片付けを専門に行っている業者は数多くあるので、料金やサービス内容を確認してうえで一度相談してみると良いでしょう。